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  • shigeru-nagai

◆チームブログ◆ フレームワークの是非


 本日は、マーケティング本によくあるフレームワークの是非について。


 所謂、マーケティングに関する書籍に記載のある「フレームワーク」や、カタカナ用語が業務をする上で必要なのかというと、必要かもしれないし、そうでないかもしれないではないかなと。


 例えば、江戸時代において、我が国でマーケティングらしき事を手広くやっておられた方をご存知でしょうか。これ、備中聖人の山田方谷先生なんですね。緻密なリサーチから製品開発からマーケティングからプロモーションまでやって、かなりの大成功を収めてます。内情を調べた事のある人は、こう言いますね。江戸時代に既に今でいうマーケティングを立派にやっていると。


 他の事例ですと、豪商三井家の商祖も、江戸期にプロモーションよりのマーケティングに大変優れた才覚のある方で、これのお陰で、数多くの同業者に「ルールを守らない」として、出る杭打たれるで妬まれ、陰湿なイジメ、嫌がらせを散々に受けたそうなのですが(※いつの時代も変わらないなぁと思いますね…)、何とかやりぬけて今日の我が国を代表する三井グループに繋がっていたりします。


 この二つの事例において共通しているのは、当時、マーケティングなんて用語は当然なく、フレームワークもカタカナ用語もなく、あったのは、顧客や市場・自らへの向き合い方に他ならなかった訳でありまして。


 マーケティング本にあるフレームワーク、カタカナ用語は、頭に入れておくのは大切な事ではありますが、業務においては、たぶん、それありきではないのだろうなと、こうした歴史的な経緯からも思う次第ではあります。




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